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小鹿野町消防団

消防団の活動

○消防団とは?

 消防団は「自分たちのまちは、自分たちで守る」という精神に基づき、消防署に勤務している消防職員とは異なり、普通に仕事をしている町民の方によるボランティアによって組織されています。「地域住民の生命、身体及び財産を守る」ことを使命として、火災はもちろん、地震や風水害などの災害発生時には消火活動だけでなく、警戒活動等も行います。

○消防団の身分は?

 消防団は、消防本部、消防署と同じく法律に基づいて市町村に設けられている消防機関です。平成23101日現在全国に2.259団体あり、ほとんど全ての市町村に設置されています。

 消防団員は、市町村長や議会議員などと同じ特別職の地方公務員で、市町村長の承認を得て消防団長が任命します。

 消防団への入団は義務でもなく、強制されるものでもなく、本人の自由意志によります。ただし、特別職の地方公務員である立場上、行政処分などで免職させられる場合があります。入団後の活動も、団員本人の仕事やご家族等のご都合に応じて、活動できる時に活動していただいて構いません。まずは、「地域を守りたいという気持ち」が一番大切です。もちろん退団についても、本人の意思により自由に行うことができます。

 個人としての政党への入党、公職の候補者、選挙運動をする等の政治活動は自由です。ただし、消防団員としての地位を利用した選挙運動は禁止されています。消防団員であっても他の公職に就任して差し支えありませんが、一定の手続等が必要な場合があります。

 消防団員の最高の責任者は市町村長で、消防団の組織運営一切を取り仕切り、その権限が消防団長に委ねられています。

○消防団の役割は?

 消防団の任務は、地域を火災等の災害から守ることです。消防団員は、普段は自分の職業に就きながら、火災はもちろんのこと地震や風水害等の大規模災害時にも消防活動に当たります。また、災害時以外には火災の予防や住民に対する啓発など幅広い分野で活動しており、地域の消防防災のリーダーとして重要な役割を果たしています。

 戦後最大の災害となった東日本大震災では、多くの消防団員の方々が自らも被災しているにもかかわらず、地震直後から消火活動や救助活動、住民の避難誘導、救援物資の搬送などの活動に従事しました。このとき、顔見知りの消防団員の協力の求めに多くの住民が応じて、効果的な救助活動が行われました。また、近年の豪雨や台風による災害においても、多くの消防団員が危険箇所の警戒巡視、救助活動、住民の避難誘導などの活動を行うなか、住民からは炊き出しなどによる消防団活動への支援が行われました。消防団が日頃から地域に密着した活動を行っている結果と言えます。

○消防団員の福利厚生

 消防団員は、ボランティアではありますが非常勤の特別職地方公務員であるため、階級等に応じて報酬等が支給されます。

 このほか、活動中に怪我をしたときの公務災害等補償制度や消防に関する教育訓練、福祉共済制度も充実しており、退団時には退職報償金も支払われます。さらに、功労・功績があった場合は、消防庁長官や県知事から表彰されます。

○あなたも消防団に参加を!

 消防団員の方々は生業の合間を縫って活動しており、活動することで自分の趣味の時間や遊ぶ時間は減ってしまうかもしれません。しかし、団員皆さんが非常に充実した日々を送っております。入団したら大変だというイメージを持たれているかもしれませんが、お仕事やご家庭の都合を考えて、できる範囲で活動していただければよく、特別に体力がないと務まらないものでもありません。一番大切なのは、活動することそのものでなく、地域に貢献したいという気持ちを持っていることです。

 あなたも、自分のまち・みんなのまちを守るため、消防団活動に参加してみませんか?

小鹿野町消防団

〒368-1015
埼玉県秩父郡小鹿野町
小鹿野89番地

TEL 0494-75-1223
FAX 0494-75-2819